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ブログ
2021.04.02
歯周病とコロナウイルスの関連性について
院長の内田です。
いよいよ新年度ですね。
多くの皆様に生活スタイルの変化のある時期かと存じます。
先日とあるWebセミナーで写真のようなデータが出ました。 急いで撮影したので多少見にくい点はご容赦ください。
インフルエンザでも類似のデータが出ているので臨床現場としてさ ほど驚くデータではありません。 2021年2月付けの英語論文で定期検診とコロナの罹患率の関係 性を示すデータが出ました。
結論から申し上げると
『 歯周病に罹患している人はしていない人に比べて最低でも3倍コロ ナにかかりやすい。』
という主旨です。
一時期、歯医者さんでコロナにかかるとまで言われていました。 もちろん感染対策は非常に重要ですが、 歯科治療を受けないことで、 罹患リスクが上昇するということが分かりました。 これは国民の皆さんには新たな知見ではないでしょうか?
また現在まで歯科診療所から多数の感染者(クラスター) が発症したという報告もございません。
歯科診療所は血液や唾液に触れる頻度が多いので、 通常の診療でも高い衛生管理をしております。 皆さま気兼ねなく歯科医院で定期検診を受けてもらってください。 また安心してクリニックに通ってください。
※論文や学会発表での知見は時々刻々とアップデートされるため、 ブログでの内容は投稿日時での見識です。 新たな報告がございましたら追って取り上げたいと思います。