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2016.10.28
歯周病菌がインフルエンザ感染
毎年寒くなると猛威を振るうインフルエンザ、高齢者がかかると命にかかわることもある感染症ですが、このインフルエンザの感染を歯周病菌が助長している可能性が指摘されています。
インフルエンザウイルスは人間の細胞の表面にくっつくと内部に取り込まれますが、実はそのままでは感染することはありません。感染、増殖するためには特定の酵素が必要で、その酵素によりウイルス表面のタンパク質に変化が起こる必要があります。
そして、歯周病菌のうちの一種であるジンジバリス菌が作り出す酵素を、細胞とウイルスに混ぜると細胞へのウイルス感染が広がることが実験の結果分かりました。実際に口の中のケアを念入りに行うとインフルエンザの感染リスクが減ることも証明されてきています。高齢者においては、口のケアがおろそかになりがちであったり、免疫力が低下しているためインフルエンザに感染、また重症化しやすい傾向があります。
口の中を清潔に保つことで、高齢者に起こりがちな誤嚥性肺炎の予防にもなりますので、要介護の高齢者の人の場合は特に、周囲の人も協力してお口のケアをしていくことが大事です。
詳しくはスタッフまでお尋ねください。
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