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2016.05.09
インプラントと金属アレルギー
インプラントは複数のパーツから構成されています。あごの骨に埋める人工歯根と被せ物の部分(上部構造)、それと、その両者をつなぐ役割をするアバットメントの3つです。これらの材料には金属も使われており、金属アレルギーのある人は注意が必要です。
口の中は唾液や飲食物の刺激により、金属がイオンとなって溶け出しやすく、金属アレルギーを起こしやすいのですが、歯科金属アレルギーの特徴は、必ずしも症状が口の中に現れないことです。代表的なのが手の平、足の裏に水疱やかさぶたが現れる掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、接触性皮膚炎、アトピーなどですが、口の中とは全く関係ない部位に現れることから、原因が分からず患者さんが苦しみ続けている例もあります。
インプラントの場合、被せ物とアバットメントの部分は金属でない材料を選ぶことが可能ですが、人工歯根は現在のところ日本ではチタンと呼ばれる金属がほぼ全ての歯科医院で使われています。チタンは金属の中でもアレルギーを起こしにくいことで知られていますが、稀なケースではアレルギーを起こすこともあります。そのため、金属アレルギーのある人でインプラントを考えている人は、アレルギー検査を受けた方がよい場合があるため、一度歯科医師に相談しましょう。
詳しくはスタッフまでお尋ねください。
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インプラント 矯正 審美専門医在籍