2021.10.01

歯並びコーディネーター認定研修会

こんにちは。
歯科衛生士の池田です。

先日、日本成人矯正歯科学会主催の歯並びコーディネーター認定研修会に参加致しました。

この認定制度は、正しい歯科矯正の知識の普及や、歯科矯正のアドバイスを行えるスタッフの育成を目的に行われています。

研修会に参加し、歯並びの基礎知識から最先端の矯正方法まで幅広く知識をつけることが出来ました。

ちなみに皆さんは、歯のガタつきにいくつか種類がある事をご存知ですか?
今回の研修会で、歯のガタつきの種類についても詳しく学ばせて頂いた為、今回は歯並びの種類についてご案内致します。

 ①上顎前突(出っ歯)
  上顎前突はいわゆる“出っ歯”と呼ばれ、上の歯が下の歯よりも著しく前に出ている状態を指します。
日本人に多い不正咬合で、上の歯が前に大きく傾いて生えているタイプや上顎の骨が前に突出しているタイプなどがあります。

 ②下顎前突(受け口)
        下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態の不正咬合を「下顎前突」といいます。
一般的に“受け口”や“しゃくれ”とも呼ばれています。
下の前歯に対して上の前歯が少し前に出る正常な歯並びと正反対の下顎前突は、滑舌が悪くなり発音がしづらくなります。

 ③ 叢生
  隣り合う歯が重なり合い、凸凹に乱れた歯並びを「叢生」といいます。日本人の不正咬合の症状のなかでは最も多い症状で、顎が小さく歯の生えるスペースが十分にないところに歯が無理やり生えてきているため、ガチャガチャと重なり合って生えてしまいます。

 ④開咬
  「開咬」は、歯を噛み合わせても前歯が閉じない状態の事をいいます。
前歯が噛み合わないので食べ物を噛み切るのが難しいことや、空気が抜けて発音がしづらいなど日常生活に影響が出ます。
また、前歯が噛み合わさらないため奥歯に集中して力がかかり、奥歯が欠けたり割れたりする恐れもあります。

 ⑤ 交叉咬合
  上下の歯が部分的に互い違いになっている歯並びを「交叉咬合」といいます。
力が均等にかからないため顎の関節に負担がかかり、かみ合わせがよくない状態といえます。

 ⑥過蓋咬合
  上の歯が下の歯に大きくかぶさっている状態を「過蓋咬合」といいます。

このように様々な歯並びの種類があり、単独ではなく何種類か組み合わさっているケースも多いです。
不正咬合は口腔内だけでなく、全身に様々な悪影響があるのでご心配な方はお気軽にお声がけ下さい。

今回学んだ事を生かし、歯並びでお悩みの患者様の良き相談相手になれるよう励んで行きたいと思います。

歯科衛生士 池田

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