2024.05.08

同じ差し歯だけれど…

こんにちは東京代々木駅前歯科・矯正歯科・口腔外科の秋庭です。
今回は差し歯、被せ物についてお話ししたいと思います!🦷✨

当院では、以前治療した差し歯のやり直しを希望して来院される方がたくさんおられます。

「差し歯をしたけど、色が合っていない」
「差し歯の形と顔や口元と調和していない」
「差し歯と歯ぐきの隙間が黒ずんでいる」
「汚れが溜まりやすい」  など

前歯に悩みを抱え、笑顔にコンプレックスを抱えておられる方は少なくありません😭

日本の保険診療では、差し歯にプラスチック(レジン)が使用されています。
とりわけ昔の差し歯は、表側だけ白い樹脂(レジン)を貼り付けたもので、硬質レジン前装冠と呼ばれており、一見白っぽく見えても、中身は銀歯なので
①虫歯が再発しやすい。
②歯周病になりやすい。
③金属アレルギーの原因となる。
④金属を使用しているので見た目が悪い。
⑤金属に貼り付けた白い樹脂が取れやすい。
等の弊害があります😭

さらに、この表面のレジンは、装着した時点では綺麗な外見ですが、わずか1年半から3年ほどで、レジンの素材自体の色味が黄色へ変色していきます。そして、レジン素材は耐久性が低いので、金属で補強しているのでこの部分が少しずつ溶けることで、歯茎が黒っぽくなるケースもあります。

写真のケースも前歯の差し歯が古くなり、3本がかなり黄色く変色してきてしまっています。
この患者さんも装着した当初は周りの歯の色に合わせて作ったはずとのことですが、時間が経ち明らかに他の歯に比べて色が浮いてきてしまって気になるということでした。

差し歯の間も内側の金属が歯肉に溶け出して黒っぽくなってしまっています。
さらに、差し歯が入っている以外の前歯も虫歯になってきてしまっているので今回は上の前歯を全体的にセラミックに交換して綺麗に、健康的に改善し、患者さんも満足いただける結果となりました✨✨

レジンの差し歯は取り替えが困難🦷
保険の制度が使えるからと、レジンが変色する度に、また新しいものを作成すれば良いのではと楽観的に検討する方もいらっしゃるかもしれません。しかし、レジンの差し歯を取り外して同じものを作って、また同様のものを取り付けられるというほど、楽なものではありません。レジンを取り替えるケースでは、再度ベースとなる歯を削って綺麗にする必要があり、その度に、元の自然な歯が減ってしまいます。取り替えが可能な回数については、残っている歯の量に依存しますが、施術の回数を繰り返す毎に歯は少しずつ小さくなるので、歯が脆くなり使えなくなるリスクも高まっていきます。そのケースでは、最悪歯を抜く必要が出てくるパターンも考えられます😱

歯を抜いてしまうと同じ様に差し歯をすることが出来なくなってしまいます❌
そうなる前に古くなってしまっている、適合が悪くなっている差し歯は、早めに歯医者さんでチェックする様にしましょう😉

⭐️差し歯のやり替えをしたい。
⭐️虫歯治療を早く終わらせたい。
⭐️来院回数をなるべく少なく治療したい。
⭐️親知らずが痛く噛めなくて困ってる。

なんでも大丈夫です!気になる事や、少しでも興味のある方は一度カウンセリングにお越し下さい。😉

東京代々木駅前歯科・矯正歯科・口腔外科
・代々木駅徒歩10秒・新宿・渋谷区・インプラント・矯正・審美専門医在籍

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