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オールオン6

オールオン6とは

オールオン6のイメージ図

オールオン6は、片顎の歯をすべて失った、あるいはほとんどの歯が機能しなくなった場合に、6本のインプラント(人工歯根)を顎の骨に埋め込み、その上に12本分の連結された人工歯(ブリッジ)を固定する治療法です。

すべての歯をインプラントにする場合、通常は歯の本数分の埋入が必要ですが、この方法では最小限の本数で口全体の噛む機能を取り戻すことを目指します。顎の骨が比較的少ない方でも対応しやすいという特徴があります。

オールオン6の特徴

6本のインプラントによる強度・安定性

オールオン6の大きな特徴は、片顎あたり6本のインプラントで人工歯全体を支える点にあります。支点が4本のオールオン4と比較して6本に増えることで、噛む時にかかる力がより広範囲に分散されます。

これにより、一本一本のインプラントや顎の骨にかかる負担が軽減され、長期的な安定性が期待できます。

オールオン6が選ばれる理由

より高い安定性と耐久性

オールオン6が持つ強みは、片顎あたり6本のインプラントで人工歯のブリッジを支えることによる、優れた安定性です。支点が4本のオールオン4と比べて2本増えることで、バランスの取れた構造となります。

6本の支柱が噛む力をしっかりと受け止めるため、人工歯のぐらつきやたわみが抑えられ、天然の歯に近い感覚で食事を楽しめます。

骨量が少ない症例への適応範囲が広い

インプラント治療は、土台となる顎の骨の量が不可欠です。オールオン6は、この骨量が比較的少ない症例にも対応しやすいという大きなメリットがあります。インプラントを埋め込む本数が6本あるため、顎の骨の中から状態の良い部分を選んで埋入する設計の自由度が高まります。

例えば、奥歯部分の骨が痩せていても、骨が残りやすい前方の領域などを最大限に活用することで、治療が可能になる場合があります。

噛む力の分散に優れ、長期トラブルを抑制

食事の際に発生する強い力は、インプラントと顎の骨にとって長期的な負担となり得ます。オールオン6は、この噛む力を6本のインプラントへ効果的に分散させるように設計されています。力が一点に集中せず、6つの支柱にバランス良く分配されるため、特定のインプラントやその周囲の骨に過度な負担がかかるのを防ぎます。

この力の分散効果は、インプラント周囲の骨吸収や、インプラント本体・人工歯の破損といった将来的なトラブルのリスクを構造的に低減させる上で重要です。

こんな方におすすめ

内田院長のカウンセリング

オールオン6は、以下のようなお悩みを持つ方に特に適した治療法です。

  • 総入れ歯のズレや痛み、違和感に悩んでいる方
  • 多くの歯を失ってしまい、ブリッジでの対応が難しい方
  • 残っている歯の状態も悪く、全体的な治療を検討している方
  • 骨量が少ないという理由で、従来のインプラント治療を断られた経験がある方
  • ご自身の歯に近い見た目と噛み心地を取り戻したい方
  • 外科手術の回数や身体への負担をできるだけ抑えたい方

オールオン4との比較

オールオン6とよく比較される治療法にオールオン4があります。どちらも優れた治療法ですが、インプラントの本数をはじめ、いくつかの違いがあります。

比較項目オールオン4オールオン6
インプラント本数4本6本
適応条件比較的、顎の骨がしっかりしている方に適している骨の量が比較的少ない場合でも対応しやすい
安定性4点で支えるため安定性は良好だが、6本に比べると劣る場合がある6点で支えるため、より高い安定性が期待できる
費用比較的費用を抑えられるやや高額になる
向いている方費用を抑えつつ、機能回復を望む方より高い耐久性を求める方、噛む力が強い方

治療期間・来院スケジュール

治療期間は、お口の状態により異なりますが、診断から最終的な歯が入るまで約半年から1年が目安です。当院では手術当日に審美的な仮歯を装着するため、その日から会話や軽いお食事が可能です。

その後、インプラントと骨が結合する治癒期間(約3〜6ヶ月)を経て、最終的な人工歯を作製します。この間は数回の経過観察でご来院いただき、治療完了後は定期的なメンテナンスへ移行します。

オールオン6の症例写真

当院でオールオン6の治療を受けられた方の症例です。

症例

オールオン6の症例:術前
Before
オールオン6の症例:術後
After

上の歯が重度の歯周病の為、保存不可と診断し抜歯。
その後インプラントを6本埋入し、当日仮歯まで装着。インプラントと骨が結合したのを確認後12本のセラミックを装着。

治療部位(上顎)
インプラント手術料(6本)1,440,000円
2次手術及び印象採得(12本)420,000円
精密技工料(6本)300,000円
ジルコニアセラミッククラウン(12本)1,380,000円
合計3,540,000円
デンタルローン月々51,300円~
治療期間6ヶ月
リスク・副作用術後の口腔管理が不適切な場合、埋入したインプラント周囲に感染・炎症を起こし、脱落する可能性があります。

オールオン6の症例:術前
Before
オールオン6の症例:術後
After

上の前歯がぐらつくとのことで来院。
全体的な治療を希望された為、抜歯と同時にインプラント手術後即時に仮歯を装着(抜歯即時埋入即時荷重)インプラントと骨が結合したのを確認後、12 本同時にセラミックを装着。

治療部位(上顎)
インプラント手術料(6本)1440,000円
抜歯即時埋入(5本)100,000円
GBR(5本)250,000円
2次手術及び印象採得(11本)385,000円
精密技工料(6本)300,000円
ジルコニアセラミッククラウン(11本)1,265,000円
合計3,740,000円
デンタルローン月々54,200円~
治療期間6ヶ月
リスク・副作用術後の口腔管理が不適切な場合、埋入したインプラント周囲に感染・炎症を起こし、脱落する可能性があります。

よくある質問(FAQ)

Q.治療後の手入れはどのようにすればよいですか?

A.オールオン6の人工歯は虫歯にはなりませんが、歯周病に似た「インプラント周囲炎」を防ぐため、日々の丁寧なケアが欠かせません。基本はご自身の歯と同じように毎食後に歯磨きを行いますが、人工歯と歯茎の境目など、汚れが溜まりやすい部分には、歯間ブラシやタフトブラシ(毛先が小さなブラシ)を使って清掃する必要があります。

Q.治療後はすぐに何でも食べられるようになりますか?

A.しばらくはうどんやおかゆといった柔らかい食事から始めていただきます。インプラントと骨がしっかり結合し、最終的に丈夫な人工歯に交換した後は、ステーキやりんごなども含め、ほとんどのものを不自由なく楽しめるようになります。

Q.誰でもオールオン6の治療を受けられますか?

A.多くの歯を失った方のための治療法で、顎の骨が少ない方にも適用できる場合がありますが、すべての方に適応となるわけではありません。全身疾患の状態などによっては手術が難しいケースもありますので、まずは精密検査を受けていただき、治療が可能かどうかを診断する必要があります。

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