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ソケットリフト

ソケットリフトとは

インプラントのイメージ図

ソケットリフトは、上あごにインプラント治療をする際、骨の厚みが十分ではない場合に行われる骨造成術の一つです。上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる空洞までの骨の高さがある程度残っている場合や、1〜2本のインプラント治療をする場合に適用されます。

ソケットリフトの施術方法

ソケットリフトの図

抜歯した穴から上顎洞の底を覆う粘膜をわずかに押し上げ、骨が再生するスペースを作ります。確保したスペースに骨補填材を充填し、同時にインプラントを埋め込みます。

ソケットリフトの適用条件と適用範囲

ソケットリフトは比較的骨の量が残っており、粘膜に炎症や損傷がないケースに適用されます。条件を満たさないケースでは、広範囲に骨を造成する「サイナスリフト」が必要になることもあります。

また、患者さまの年齢や持病、喫煙習慣によっても骨の再生速度や質が影響を受けるため、事前のCT検査や全身状態の確認が重要です。

サイナスリフトとの違い

インプラントを安定させる土台を作る処置には、ソケットリフトの他に「サイナスリフト」があります。両者はアプローチ方法や治療の負担、適用条件が大きく異なります。

ソケットリフトサイナスリフト
アプローチ方法インプラントを埋め込む穴(歯を抜いた穴)から歯ぐきの側面を切開
インプラントの埋入骨移植と同時骨移植後、安定してから埋入
対象範囲局所的(1~2本)広範囲(複数本)
身体の負担比較的少ない腫れや痛みが強く出る傾向
適用する骨の厚み6~8mm程度の軽度の骨不足3~5mm以下の重度の骨不足
治療期間比較的短い(3~4ヶ月)比較的長め(9~12ヶ月)

サイナスリフトは、骨が非常に薄く、より広範囲の骨造成が必要とされる場合に有効な選択肢です。多くの骨を造成できますが、大きく切開する必要があるため、術後の腫れや治療期間が長くなる傾向があります。

一方、ソケットリフトは歯を抜いた穴から処置を行うため、切開が最小限に抑えられ、術後の腫れや痛みが軽く済みます。また、骨移植と同時にインプラントの埋め込みができるため、治療期間が3〜4ヶ月と短いのも特徴です。ただし、適応症例には限りがあり十分な骨の厚みと粘膜の強度が必要です。

こんな方におすすめ

ソケットリフトは、以下のようなご希望やお口の状態の方に適しています。

ソケットリフトのメリット

切開が少なく、術後の腫れや痛みが抑えられる

インプラントのイメージ図

インプラントを埋め込む穴を利用して処置を行うため、歯ぐきを大きく切開する必要がありません。術後の腫れや痛みが比較的軽く済み、日常生活への影響も少ないのが大きなメリットです。

抜歯と同時に処置でき、治療期間が短い

多くの場合、抜歯と同時にソケットリフトを行い、そのままインプラントの埋め込みまで進められます。全体の治療期間が短縮され、通院回数も少なく済むというメリットがあります。

骨の再生を促し、インプラントの安定性を高める

骨補填材を使用することで、骨の再生が促され、インプラントの安定性が高まります。骨の条件が中程度であれば、より負担の大きいサイナスリフトに頼らずに治療を完了できる可能性があります。

ソケットリフトのリスク・副作用

上顎洞の粘膜が破れる可能性

上顎洞の底にある粘膜はとても薄いため、ごくまれに破れてしまうことがあります。軽度の破れであれば自然に治癒しますが、程度によっては治療を中断し、改めて治療計画を立て直す必要があります。

感染や異物反応のリスク

骨補填材を使用するため、まれに感染や異物反応が起こる可能性があります。感染を防ぐために、術後は歯科医師の指示に従い、抗生剤の服用や口腔内を清潔に保つことが大切です。

ソケットリフトの症例写真

ソケットリフトの症例
治療内容インプラント治療(ソケットリフト)
治療期間4か月
合計金額(税込)4~10万円
リスク・副作用術後に痛みと腫れ、短時間ではありますが鼻血が出ることがあります。また上顎洞炎になる可能性があります。

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